施設の中庭に咲く山桜
- rihabiri6
- 3月28日
- 読了時間: 1分
この山桜は、施設の中庭にある標本木で、今年は3月27日に開花しました。標本木とは、特定の地域で桜の開花や満開を観測する基準となる木のことで、施設の春の訪れを告げる象徴として、毎年その開花が待ち望まれています。

白く可憐な花とともに芽吹く赤みを帯びた若葉が特徴的で、雨に濡れた花びらは透明感のある美しさを見せてくれます。リハビリ室の窓からもよく見えるため、入所者の方々は室内にいながらも季節の移ろいを感じることができます。外出が難しい方でも、窓越しに咲き誇る桜を眺めることで春の風情を楽しみ、心が和らぐひとときを過ごしていただけるでしょう。
この写真に映るのは、雨に濡れた山桜の花です。開花したばかりの白い花びらに雨粒がしっとりとまとわりつき、透明な輝きを放っています。周囲の若葉も雨露に潤い、より一層瑞々しさを感じさせます。
雨の日の桜は、晴れの日とはまた違った趣を持ち、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出します。風に揺れながらも、しっかりと枝に咲く花の姿には、儚さの中にも力強い生命の息吹が感じられます。
Comments